背景

5階(エレベーター無・駐輪場無)に住んでおり、流石にRENAULT LIGHT 10を毎日上げ下げするのがしんどくなってきたので、小径車のミニベロに乗りたいなーと思っていた。

とりあえず7kg前後の小径車を乗ってみたいなと思った時に出てきた選択肢が下記。

• A-bike (8inch)

  • 8インチ 6.78kg シングルギア
  • 8インチの割に重そうに感じて却下。

• DAHON K3

  • 14インチ 7.8kg 約10万 と少し重く値段が高い。
  • 個人的に街乗りはシングルギアで十分だと思っていたのでギアが不要に感じる。

• DAHON Dove Plus

  • 14インチ 6.97kg 約8万
  • 少し高いが良さそう。

• RENAULT PLATINUM LIGHT 6

  • 14インチ 約6万 6.8kg 値段が安い

と、RENAULT PLATINUM LIGHT 6が10万以下で、最軽量・最安の自転車のポジションだった。
かつ、中古で半額(3万)になっていたこいつに決定した。

レビュー

見た目はこんな感じ、フィジカルエリートの自分が乗ると完全にサーカスの自転車を漕いでいる熊になるサイズ感。

スペック

ー	スペック
NUMBER	11285-02
COLOR/JAN	Red / JAN:456237338 510911285-09 Silver / JAN:456237338 164411285-12 White / JAN:456237338 5116
Frame	Aluminum
Folding Size	650×380×560mm
Weight	約6.8kg（本体重量：ペダル、スタンドを除く） 全装備合わせると7.3kgほど
Tire	14×1.35
Chainwheel	47T
Freewheel	11T
シートポスト径/長さ	33.9Ф/500mm
サドル高さ	660-900mm
ハンドル高さ	780-870mm
Component	Single Speed , 高さ調整機能付きアルミハンドルステム ,4ベアリング仕様(リアハブ)
PRICE	本体価格¥68,300（税込¥75,130）

公式サイト参考

走った感想

とりあえず1ヶ月ぐらい、家から数kmのスーパーや5~6kmのラーメン屋など日常使いで走ってみた。

まず車体重量7.3kgが滅茶苦茶軽い。これまで10kgのRENAULT LIGHT 10 を5階まで持ち上げていたが、楽さが全然違う。RENAULT LIGHT 10では、片手で振り回せそうな重さとレビューに書いていたが、こっちはマジで振り回せる。軽い。
武器にもなる。最強。

14インチだが、ギア比が良い感じ + 車体が軽いので、ママチャリぐらいの速度が全然出せる。軽く回せば回すほどスイスイ進んでいく感じ。漕いでいるのが心地よく楽しい。
激坂じゃなければギアがなくても車体が軽いので普通に登っていけるので、シングルギアで特に問題なさそう。

ただ、デメリットとして14インチかつ細めのタイヤ(1.35)なので、段差や点字ブロックが滅茶苦茶怖い。
あと、観光地(石川)の石畳などを走ると手や肩が振動ですぐ痛くなってしまう。
が、ここは太めのタイヤに変えることで解決できそう。

サイズ感

20インチ自転車のRENAULT LIGHT 10と比較して撮影したみた。

非折りたたみ状態

20インチに比べると長さ?が20cmほど短くなっている。
フレームよりタイヤサイズによる影響が多そう。
RENAULT PLATINUM 6の場合は、螺旋階段を折りたたまずに上り下りできたので、5階への自転車の上げ下げがかなり楽になった。

折りたたみ状態

折りたたんだときのサイズ差が特に顕著。上から見ると3周りぐらい小さく感じる。
まだ輪行していないが、輪行するのがめちゃくちゃ楽そう。

上から	横から

この自転車のメリット

• とにかく軽い。輪行状態での移動が楽。
• 折りたたんだ時のサイズが小さく輪行や収納が楽。
• ママチャリよりは快適に進むので、思ったより遅くはない。
• 最初からある程度軽いパーツで構成されているので、触る必要はあまりなさそう。
• 値段が他の14インチミニベロに比べて安い

この自転車のデメリット

• 純正のタイヤだと細すぎて怖い

  • 太いのに変えれば改善はする。はず。
• 10km以上の移動はしんどい。
• パーツがおそらく中華パーツで組まれており、パーツの精度が微妙。取り外しや付け替えなどにかなり苦労した。
• フリーホイールのラチェット音がうるさい。

総評

値段が他のミニベロに比べると安く、使い勝手も見落とりしないので、14インチのメリット・デメリットがしっかりわかっていて、利用目的が近場5km以下の移動や、旅行先での軽い移動(車に積んでおいてキャンプ地での移動や温泉地を周るなど)など目的が明確な2台目か、ちょっとした普段遣いの街乗り用として割り切って買うと、良い自転車になりそう。

10km程度の移動を頻繁にしたい！自転車メインの旅行がしたい！といった場合は、ギア付きのDAHON K3か、RENAULT LIGHT 10 などの20インチのミニベロを買ったほうが幸せになれそうな気がする。

パーツ交換

ブレーキ

そこまでスピードが出ないので、純正のVブレーキで十分良さそう。
RENAULT LIGHT 10 は音鳴りがうるさくなったので、SHIMANOのVブレーキシューにだけ変えたので、気になってきたら変えるかも？

下記の構成が、カートリッジ化できて良さそうなのでメモしておく。

パーツ	製品
ブレーキ	SHIMANO BR-R353
カートリッジ	TEKTRO BR-TK-155
シュー	SHIMANO / R55C4

タイヤ

早めに太めのタイヤにするのが良さそう。
振動の疲れと、段差で転ぶので。

DAHON K3のカスタムで人気なSCHWALBE タイヤ ビッグアップル 29×2.00(50-622)が流行りっぽい。
が、個人的にはせっかく軽い車体なので、あまり重くならない純正とビッグアップルの中間の1.50 ~ 1.75 ぐらいの太さのタイヤに変えたい。 ただ14インチはニッチなので、怪しい中華タイヤが多く気軽に買いづらい…良いタイヤがああれば教えてください…

ライト

ロードで使っているVOLT800を使いまわしている。
田舎の道はガタガタなので路面がしっかり見れないとマジで怖い。田舎や山を走る予定があるときは、予算に見合うなかで一番明るいライトを買うのが良さそう。

フリーホイール

かなりうるさい。ペダルを回していないと後ろを振り向かれるレベル。
交換したいが良さそうなハブが見当たらないので保留。

空気入れ

パーツじゃないが、空気入れの頭がでかいものだと、14インチのホイールが小さいため、斜めにいれたりしないとバルブに刺せない。
手持ちの空気入れの頭がでかい場合は小型の物を買う必要があり、ちょっと手間。

パーツ重量

錆取りやグリスの塗り直しの時に、足回りの純正パーツの重量を測ったので、パーツ交換の参考にどうぞ。
全体的に元から軽いパーツが使われているので、変えようとすると重くなるか、クソ高いカーボンとかしかなさそう。
この自転車は、純正の状態で極力変えずに乗るのがコスパが良さそう。

部品	重量	写真
ペダル	125g	<img src=’https://user-images.githubusercontent.com/34805701/140507164-5aa5717a-386f-491b-b083-34c992fadd40.jpg’alt=‘RENAULT PLATINUM LIGHT 6 純正ペダル’>
ペダル着脱部	40g
チェーンリング	100g
クランク(左)	180g
クランク(右)	258g
チェーンリングボルト	21g